【処理水】IAEAが調査団を派遣

経済産業省は先週9日、国際原子力機関IAEA)の専門家が12月をめどに福島第一原子力発電所の敷地内にたまる処理水の安全性検証に着手すると発表しました。

海洋放出前の水の状態や放出方法について確認する。IAEAによると放出反対の中国・韓国の科学者も参加するとし、放出より前に報告書を公表する。

IAEAはすでに当面の日程などについて日本政府と合意しており、来日中のIAEAのリディ・エブラール事務次長は記者会見で「近々、専門家を選んで準備会合を開く。外部専門家は11ヵ国で構成され、中国や韓国の専門家もきっと入るだろう。」と話した。

 

※政府は今年4月に処理水の海洋放出を決め、東電は原発の沖合1kmほどの距離で放出する考え。中韓は海洋放出決定に反発しており、中韓含む10以上の国や地域が日本の海産物などの輸入規制を続けている。