集団浪江津島訴訟 国と東電の責任認める

浪江町津島地区に住んでいた住民ら640人が原告となり国と東電を訴えた集団訴訟判決が、先週金曜7月30日に地裁郡山支部で言い渡されました。

判決では、一部棄却された原告6名を除く、634人に対して一人当たり150万円(一部減額された原告もいる)の慰謝料の支払いを命じ、その他争点となっていた津島区の原状回復費用については退けました。

大筋で原告勝訴となった今回の判決ですが、現状回復費用について認められなかった点において、原告団の今野団長は「完全勝利ではない」と悔しさを述べました。

これまで国の責任をについては司法の判断も割れており、認めたものは今回を含め9件、否定したものは8件となった。

なお、現時点で原告被告とも控訴するかについては言及していません。