処理水の放出計画申請

原子力規制委員会の更田委員長は、昨日9日の会見で処理水の海洋放出に向けた実施計画の審査について、「8月中旬ぐらいまでに申請してほしい」との考えを述べました。

実際の放出には2年を要するとの見通しがなされているものの、全体工程についてはまだ示されていない。更田氏は「審査は割とシンプルな内容で、長くかかるとは予想していない」との説明もあり、発言の通り8月中旬に東電から申請があれば、その後近く放出計画が示されるであろう。

 

作業工程についての計画はさておき、およそ計画通りの工程を歩めるかは、関係者の理解を得られるかが鍵となる。国および東電には、風評被害等の問題について、引き続き丁寧な説明が求められるでしょう。